➁水が使えないと出来ないことと、始末するという考え方
①にあげた一日使う水は
300リットルの内訳ですが、
飲み水に2L、歯磨き2分間水を出しっぱなし
にして24L、トイレは一回15Lx5回で75L、
シャワーを10分で80L、炊事が20Lx3回で
60L、洗濯に70Lで計311リットルになります。
被災した場合、水は不足してしまうので、
上記のような贅沢な使い方は出来ません。
今のキャンプ場にはトイレや
水道は完備されているケースがほとんどですが、
自分がボーイスカウトで経験した山の中の
生活ではポリタンクで湧き水を汲みにいき、
水を大切に使用しました。
・
飲み水はしっかり2Lとる必要があります。
歯磨きはペットボトルのフタの水をつける
程度でもいいです。
シャワーは週に一回、川や雨水を黒い袋に
入れ、太陽にあてて温めてからするのも
始末の方法。
炊事では洗い物の出ないようにお皿に
ラップをつけたり、
カレーなどはパンでふき取って
食べるようにする、
カップ麺は汁まで全部飲めるよう
味付けの粉は少なめに入れるなど
工夫をしましょう。
手はすごく汚れた時のみで、
雨水や川で洗いました。
・
東日本大震災では水道が使えるように
なるまでに最長90日を要しました。
南海トラフ巨大地震ではそれ以上
かもしれません。
どれだけの期間、水道が使えなくなるか
分からない以上、極限の状態でも
生き抜くという選択が出来るよう
想定訓練だけでもしておくことを
オススメします。
・
次回はトイレについてで、
災害トイレアタッチメント『うんちまん』
の特性と、
どんな時に有効利用が出来るか投稿します。
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